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update:2010.09.15 担当:劉 建
晋書巻九十五
列伝第六十五
厳卿
人物簡介

厳卿(生没年不詳)は会稽郡の人である。卜筮に精通していて、卜筮で同郷人の魏序の災難を防いだ。

本文

嚴卿,會稽人也。善卜筮。郷人魏序欲暫東行,荒年多抄盜,令卿筮之。卿筮曰:「君慎不可東行,必遭暴害之氣,而非劫也。」序不之信。卿曰:「既必不停,宜以禳之,可索西郭外獨母家白雄狗繋著船前。」求索止得駮狗,無白者。卿曰:「駮者亦足,然猶恨其色不純,當餘小毒,正及六畜輩耳,無所復憂。」序行半路,狗忽然作聲甚急,有如人打之者。比視,已死,吐黒血斗餘。其夕,序墅上白鵝數頭無故自死,而序家無恙。

厳卿は会稽郡の人である。卜筮に精通していた。同郷人の魏序はしばらくの間、東へ行こうとしたが、飢饉の年には盗賊が多いので、魏序は厳卿に〔道行を〕占わせた。厳卿が占って言った。「あなたは絶対に東に行ってはいけません。必ずや災いの気に遇うと占いに現れておりますが、盗賊ではありません。」ところが、魏序は厳卿の占いを信じなかった。厳卿が言った。「もし留まることができないというならば、邪気を祓ったほうが適当と思われますので、西の郭外にある寡婦の家の白い雄犬を船の前部に繋いでおく必要があります。」〔魏序は白い雄犬の〕居場所を捜したけれども、斑色の犬を見つけたのみで、白い犬は見つからなかった。厳卿が言った。「斑色の犬でもかまいませんが、毛の色が混ざっているのは悔やまれます。というのも、〔一色の毛でないと〕邪気がわずかに残存してしまうはずです。しかし、〔邪気は〕ただ六畜(1)どもに悪さをするだけで、思い悩むことはございません。」魏序は〔出発したが〕半分ほど来たところで、犬が突然とても差し迫ったように吠え始めたが、あたかも人に叩かれたかのようであった。近づいて見ると、〔犬は〕すでに息絶えていて、一斗を超える量の黒い血が吐き出されていた。その日の夕暮れ、魏序の草屋では何羽かの白い鵞鳥が理由もなく自然に死んだが、魏序の家族には災いはなかった(2)

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