(このページの先頭)
update:2011.05.14 担当:劉 建
晋書巻九十五
列伝第六十五
僧渉
人物簡介

僧渉(生没年不詳)は西域の人であるが、姓や字は不詳。一日に五百里を歩くことができ、未来を予言していとも容易く的中させ、雨乞いの呪術に精通していた。苻堅に仕え、長安にて卒した。その死後に大干魃になると、苻堅は僧渉がいないことを嘆いたという。

本文

僧渉者,西域人也,不知何姓。少爲沙門,苻堅時入長安。虚靜服氣,不食五穀,日能行五百里,言未然之事,驗若指掌。能以祕祝下神龍,毎旱,堅常使之祝龍請雨。俄而龍下鉢中,天輒大雨,堅及群臣親就鉢觀之。卒於長安。後大旱移時,苻堅歎曰:「渉公若在,豈憂此乎!」

僧渉は西域の人であるが、何という姓かはわからない(1)。若くして沙門となり、苻堅の治世に長安に到った(2)。欲を捨て去り、心静かにして吐納(3)を行い、五穀を断ち、一日に五百里を歩くことができ、未来を予言していとも容易く的中させた。呪文によって神龍を降ろすことができたので、旱魃が起こるたびに、苻堅はいつも僧渉に龍を降ろす呪文を唱えさせて、雨を請わせた。突然、龍が鉢の中へ下ると、忽ち大雨が降って、苻堅とたくさんの臣下は自ら鉢に近づいて中の龍を見ていて(4)、〔その尋常ならざる光景に歎息をもらした。僧渉は〕長安にて卒した(5)。後に大旱魃を経験すると、苻堅が嘆いて言った。「もしも僧渉がいたのならば、〔旱魃など〕心配することもなかったのに(6)!」

更新履歴
この頁の最初へ
広告 [PR] 再就職支援 スキルアップ アルバイト 無料レンタルサーバー