(1)『易経』「繋辞上伝」に「神はもって来を知り、知はもって往を蔵む。」とある。
(2)『論語』「述而第七」に「子、怪力乱神を語らず。」とある。
(3)「文成」は文成将軍となった漢の方士の少翁のこと。『史記』巻二十八「封禅書」によると、少翁は漢の武帝に取り入って文成将軍となったが、後に偽りが発覚して誅殺された。
(4)「五利」は五利将軍となった漢の方士の欒大のこと。『史記』巻二十八「封禅書」によると、宦官の欒大は少翁と師を同じくする方士で、漢の武帝の信用を得て五利将軍となり、公主を妻にするなど権威絶頂を極めたが、後に効験がないために誅殺された。
(5)尹敏は後漢の儒学者。讖緯に反論して光武帝から冷遇された。『後漢書』巻七十九上「儒林列伝上伝」を参照のこと。
(6)桓譚は『新論』を著した前漢末から後漢初の儒学者。讖緯を否定して光武帝の逆鱗に触れた。『後漢書』巻二十八上「桓譚馮衍列伝上伝」を参照のこと。