尹虞のふたりのむすめ(生没年不詳)は、長沙郡の人である。そろって国有数の美貌をもっていた。父の尹虞が杜弢を討って敗れると、杜弢に捕らえられた。杜弢の妻になるのをそろって拒絶したので、ふたりとも杜弢に殺された。
尹虞のふたりのむすめは、長沙郡の人である。尹虞がさきに始興太守に任ぜられたとき、起兵して杜弢を討ったが、戦い敗れて、ふたりのむすめは杜弢に捕らえられた。そろって国有数の美貌をもっていたので、杜弢は彼女らをめとろうとした。むすめたちは「わたしの父は郡太守ですから、どうあっても賊の妻になることはできません。死あるのみです!」といった。杜弢はそろって彼女らを殺した。