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update:2021.02.27 担当:永一 直人
晋書巻九十六
列伝第六十六
劉臻妻陳氏
人物簡介

劉臻の妻の陳氏(生没年不詳)はどこの出身の人か知られていない。かしこくて弁が立ち、文章をつづるのを得意とした。かつて元旦に「椒花頌」を献上し、元日と冬至の進見の儀で詩文を選んで、世に行われた。

本文

劉臻の妻の陳氏は、またかしこくて弁が立ち、文章をつづるのを得意とした。かつて元旦に「椒花頌(さんしょうの花を讃える)」を献上し、その詞に「天幕をめぐって周回し、夏殷周の三王朝がはじめて建国されました。春の太陽は散り輝き、澄んだ景色が広がりかがやきます。こずえに美しく霊妙な花、ここに取ってここに献上します。おかんばせがこの花を映せば、天子さまには長生きされましょう」といった。また元日と冬至の進見の儀で〔詩文を〕選んで、世に行われた。

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