用語集第二版

更新履歴
2001.04.20:第二版。1語追加。全30語。
2000.08.07:第一版。全29語。

《カ行》

骸骨を乞う(乞骸骨):官吏が退職を求めること。自分の骸骨をもらって帰郷し、埋葬することを意味している。「乞骸」ともいう。

起義(起義):義兵を挙げること。「興義」ともいう。

起家(起家):無官で家に留まっているときに招聘があり、官職に就くこと。

宮懸(宮懸):打楽器を四面にぶら下げた王の楽器。四面あることから「宮」と名付けられた。

九錫之礼(九錫之礼):天子が臣下に九種の器物を与える最高級の礼遇。また王莽が漢を簒奪するときに用いたことから、後世には王朝簒奪の前段とされた。九種の器物は車馬・衣服・楽則(楽と規則)・朱戸(赤い大門)・納陛(宮殿の階段)・虎賁(親衛隊)・宮矢・鉄鉞・秬鬯(祭祀に使われた酒)。「九錫」ともいう。

(行):官職を代行すること。

軒懸(軒懸):打楽器を三面にぶら下げた諸侯の楽器。三面は宮懸から南面を除いたことを意味している。

剣履上殿(劍履上殿):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。剣を帯び、履物を履いたまま昇殿すること。「剣履」ともいう。

興義(興義):義兵を挙げること。「起義」ともいう。

薨ず(薨):諸侯が死ぬこと。

鼓吹(鼓吹):楽隊。

袞冕の服(袞冕之服):天子や三公が着用できる衣冠。


《サ行》

佐命の勲(佐命之勳):晋の建国を補佐した功績。

賛拝不名(贊拜不名):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。臣下が天子に謁見するときに典礼から官職だけを呼ばれて、姓名を呼ばれないこと。

侍中の服(侍中之服):侍中が着用できる服。

(守):官職を代行すること。

卒す(卒):大夫が死ぬこと。

受禅(受禪):禅譲を受けて帝位に就くこと。

承制(承制):皇帝の意志を受けて臨機応変に対処すること。

上尊号(上尊號):死後に帝位を贈ること。

進爵(進爵):爵位が昇格すること。

進封(進封):爵位が昇格すること。

奏事不名(奏事不名):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。上奏するときに姓名を呼ばれないこと。


《タ行》

朝会不拝(朝會不拜):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。天子に謁見するときに叩頭しなくていいこと。

追贈(追贈):死後に官位を贈ること。

追尊(追尊):死後に帝位を贈ること。

定策(定策):皇帝を推戴すること。


《ナ行》

入朝不趨(入朝不趨):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。通常は天子に謁見するとき小走りをしなくてはいけないが、小走りをしないこと。「入殿不趨」ともいう。


《ハ行》

崩ず(崩):天子が死ぬこと。


《マ行》

蒙塵(蒙塵):天子が位を失って都から落ち延びること。都から出奔して風塵を受けることを意味している。

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