《カ行》
骸骨を乞う(乞骸骨):官吏が退職を求めること。自分の骸骨をもらって帰郷し、埋葬することを意味している。「乞骸」ともいう。
起義(起義):義兵を挙げること。「興義」ともいう。
起家(起家):無官で家に留まっているときに招聘があり、官職に就くこと。
宮懸(宮懸):打楽器を四面にぶら下げた王の楽器。四面あることから「宮」と名付けられた。
九錫之礼(九錫之礼):天子が臣下に九種の器物を与える最高級の礼遇。また王莽が漢を簒奪するときに用いたことから、後世には王朝簒奪の前段とされた。九種の器物は車馬・衣服・楽則(楽と規則)・朱戸(赤い大門)・納陛(宮殿の階段)・虎賁(親衛隊)・宮矢・鉄鉞・秬鬯(祭祀に使われた酒)。「九錫」ともいう。
行(行):官職を代行すること。
軒懸(軒懸):打楽器を三面にぶら下げた諸侯の楽器。三面は宮懸から南面を除いたことを意味している。
剣履上殿(劍履上殿):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。剣を帯び、履物を履いたまま昇殿すること。「剣履」ともいう。
興義(興義):義兵を挙げること。「起義」ともいう。
薨ず(薨):諸侯が死ぬこと。
鼓吹(鼓吹):楽隊。
袞冕の服(袞冕之服):天子や三公が着用できる衣冠。
《サ行》
佐命の勲(佐命之勳):晋の建国を補佐した功績。
賛拝不名(贊拜不名):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。臣下が天子に謁見するときに典礼から官職だけを呼ばれて、姓名を呼ばれないこと。
侍中の服(侍中之服):侍中が着用できる服。
守(守):官職を代行すること。
卒す(卒):大夫が死ぬこと。
受禅(受禪):禅譲を受けて帝位に就くこと。
承制(承制):皇帝の意志を受けて臨機応変に対処すること。
上尊号(上尊號):死後に帝位を贈ること。
進爵(進爵):爵位が昇格すること。
進封(進封):爵位が昇格すること。
奏事不名(奏事不名):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。上奏するときに姓名を呼ばれないこと。
《タ行》
朝会不拝(朝會不拜):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。天子に謁見するときに叩頭しなくていいこと。
追贈(追贈):死後に官位を贈ること。
追尊(追尊):死後に帝位を贈ること。
定策(定策):皇帝を推戴すること。
《ナ行》
入朝不趨(入朝不趨):功績を挙げた臣下に天子から与えられる特権の一つ。通常は天子に謁見するとき小走りをしなくてはいけないが、小走りをしないこと。「入殿不趨」ともいう。
《ハ行》
崩ず(崩):天子が死ぬこと。
《マ行》
蒙塵(蒙塵):天子が位を失って都から落ち延びること。都から出奔して風塵を受けることを意味している。
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